【レビュー】LUMIX S5IIを1年間使ってファームウェア後コスパ最強カメラ
2023年2月にLUMIX S5IIのフルサイズミラーレス一眼カメラのWレンズキットを購入しました。
今回は、LUMIX S5IIを1年間使ってみて、良かったところ、気になったところを紹介します。
また、発売当初より、スチル性能において、課題が取り出たされましたが、2024年4月22日のファームウェアアップデート(バージョン3.0)により、コスパ最強カメラになった内容についても紹介します。
LUMIX S5IIを1年間使っての感想
LUMIX S5IIを当時購入した当時は、所有のZ5と比較して、暗所でのファインダーが見やすくAFが合うと思いました。
また連射性能が9コマ/秒とZ5と比較して、連射が撮れると思いました。
当時、LUMIX S5II購入前にソニーα7Ⅳについても良いかと思っていましたが、値上げもあり、標準ズームレンズキット(FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS)で30万円以上の価格帯もあり、AFはソニーα7Ⅳの方が速いと思いましたがその他の性能が拮抗していることもあり、WレンズキットのLUMIX S5IIを購入することにしました。
LUMIX S5IIは、ペンタ部に放熱ファンとヒートシンクを内蔵しており、動画撮影時の長時間録画に対して、アドバンテージがあります。動画撮影時において、長時間回しても熱停止により、とまったことはありませんでした。
また、新機能として、リアルタイムLUTを搭載し、色味を色々変えられる楽しむことができるようになりました。
あと、従来のコントラストAFに位相差AFが初めてパナソニックに搭載された機種になります。
また、2024年4月22日にファームウェアのアップデートがバージョン3.0になり、下記の手振れ補正、被写体認識機能強化、SHプリ連写機能追加などにより大幅なメジャーアップデートが行われました。
・ボディ内手振れ補正強化
・被写体認識機能が強化
・SHプリ連写機能追加
S5II / S50mmF1.8
S5II / S50mmF1.8
LUMIX S5II | α7Ⅳ | |
メーカー | パナソニック | ソニー |
マウント | Lマウント | Eマウント |
発売日 | 2023/2/16 | 2022/5/27 |
価格.com 売上ランキング (2024/5/28現在) | 32位 | 19位 |
価格.com 評価点数 (2024/5/28現在) | 4.84 | 4.25 |
有効画素数 | 2420万画素 | 3300万画素 |
撮影感度 | 標準ISO100-51200 | 標準ISO100-51200 |
連射撮影 | 約9コマ/秒 電子シャッター時: 30コマ/秒 | 約10コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000-60秒 | 1/8000-30秒 |
液晶モニター | 3型184万ドット | 3型103.68万ドット |
ローパスフィルターレス | 〇 | |
ファインダー倍率 | 0.78倍 | 0.78倍 |
撮影枚数 | ファインダー使用時 370枚 液晶モニター使用時 370枚 | ファインダー使用時 520枚 液晶モニター使用時 580枚 |
スロット | ダブルスロット SD×2 | ダブルスロット CfexpressTypeA、SD |
映像出力 | HDMI | HDMI |
可動式モニタ | バリアングル液晶 | バリアングル液晶 |
防塵・防滴 | 〇 | 〇 |
手振れ補正機構 | 〇5.0段分 | 〇5.5段分 |
タッチパネル | 〇 | 〇 |
タイムラプス | 〇 | |
USB充電 | 〇 | 〇 |
動画記録画素数 | 4K60fps | 4K60fps |
幅×高さ×奥行 | 134.3×102.3×90.1 mm | 131.3×96.4×79.8 mm |
重量 | 約740g(バッテリー、メモリーカードを含む) 約657g(本体のみ) | 約658g(バッテリー、メモリーカードを含む) 約573g(本体のみ) |
価格(ボディ) 2024/5/28現在 価格.com最安値 | ¥223,132 | ¥299,496 |
価格(レンズキット) 2024/5/28現在 価格.com最安値 | ¥239,800 (標準ズームレンズキット) | ¥309,000 (標準ズームレンズキット) |
価格(Wレンズキット) 2024/5/28現在 価格.com最安値 | ¥271,479 (Wレンズキット) | - |
LUMIX S5IIを使ってきて良かったところ
LUMIX S5IIを使ってきて、良かったところとしては、以下の通りです。
結論としては、コスパが良いカメラで高速なAFを必要としないものの撮影をする場合、写真用途/動画用途としては、おすすめなカメラです。
さらにファームウェアのアップデート(バージョン3.0)により、SHプリ連写機能を追加、自動認識の強化、手ブレ補正機能の強化、プロキシ記録機能の追加などが機能追加されています。
用途としては、スナップ撮影、風景・人物など動き物でないものに対しておすすめです。
【LUMIX S5II使ってきて良かったところ】
・フルサイズとしては、コストパフォーマンスが高い
・Lマウントにおける高画質、高解像感
・日中のファインダー表示がきれい
・操作ボタンが多い、操作性が良い
・ボディ内手振れ補正がさらに強力になった(ファームアップ)
・プリ連写機能が追加(ファームアップ)
・被写体認識が強化(ファームアップ)
・人体認識の追従性や認識性能を向上
・動物認識時の部位に動物の瞳認識
・自動認識対象に自動車、バイク認識
・ホールド性が良い
・写真用途/動画用途、バリアングル液晶
・シャッター音、フィーリングが良い
・ピーク表示機能でピント表示がされるのでマニュアルフォーカスがしやすい
・EFマウントアダプタを使っていろんなレンズで遊べる。
・Lマウントのシグマレンズが豊富
・リアルタイムLUTなどで色味が良い
・位相差AFで従来よりAFが良くなった
・デュアルネイティブISOで暗所性能が向上
・ペンタ部に放熱ファンとヒートシンクを内蔵しており、動画長時間録画
LUMIX S5IIを使ってきて気になったところ
LUMIX S5IIを使ってきて気になったところは、以下の通りです。
結論としては、購入前に気になっていた点のスチル性能、理解した上での購入ですが、電源ON時の起動時間が遅く全体の動きとしてはもっさりしているように感じました。
【LUMIX S5IIを使ってきて気になったところ】
・電源立ち上げ等の動きが遅い
・全体的に動きがもっさりしている
LUMIX S5IIを使ってみて、おすすめな使い方
購入当初、Wレンズキットの20-60mmF3.5-6.3と50mmF1.8は使用用途の汎用性があり、レンズ重量も軽く使い勝手の良いレンズ構成です。
Wレンズキット購入時にLレンズ以外に他のマウントレンズも使用したいと思い、キヤノンの一眼レフ用マウントのEFレンズアダプタを購入しました。
EFレンズとしては、所有はなかったのですが、その後EF50mmF1.8を購入しました。
レンズとしては、LUMIX S50mmF1.8の方がAFの速度が速く、画質・解像感も良いように感じました。
LUMIX S5IIのファームウェアアップデート
更新日付 | バージョン | 主な内容 |
2024年 4月22日 | Ver.3.0 | 「Frame.io Camera to Cloud」に対応しました。 |
2024年 1月30日 | Ver.2.4 | i ダイナミックレンジ設定時、稀に、撮影したJPEG画像やRAWデータをカメラ内現像したJPEG画像に縦筋が記録される現象を改善しました。 |
2023年 12月20日 | Ver.2.3 | 一部の記録メディア使用時の動作安定性を向上させました。 SH連写時に稀にJPEG画像に横筋が記録される現象を改善しました。 |
2023年 10月24日 | Ver.2.2 |
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2023年 8月22日 | Ver.2.1 |
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2023年 6月13日 | Ver.2.0 |
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2023年 3月28日 | Ver.1.1 |
|
まとめ
今回は、LUMIX S5IIを1年間使ってみて、良かったところ、気になったところを紹介しました。
LUMIX S5IIは、フルサイズミラーレス一眼カメラを始めるのにコストパフォーマンスが良く、操作性、ホールド感が良い機種です。
動き物のAFに弱いところがありますが、風景写真やスナップ撮影にLUMIXの色味も良くおすすめです。また、スチル撮影時の課題については、前述のファームウェアアップデートで改善されてきています。
さらにファームウェアのアップ(バージョン3.0)により、SHプリ連写機能を追加、自動認識の強化、手ブレ補正機能の強化、プロキシ記録機能の追加などが機能追加されています。
実際にカメラを触ってみて、自分の気に入ったカメラを選ばれることをおすすめします。
また、持ち出したくなるカメラを選ばれることをおすすめします。
【LUMIX S5IIを使ってきて良かったところ】
・フルサイズとしては、コストパフォーマンスが高い
・Lマウントにおける高画質、高解像感
・Lマウントレンズに軽量・コンパクトで金額の安いレンズが多い
・日中のファインダー表示がきれい
・操作ボタンが多い、操作性が良い
・ボディ内手振れ補正がさらに強力になった(ファームアップ)
・プリ連写機能が追加(ファームアップ)
・被写体認識が強化(ファームアップ)
→人体認識の追従性や認識性能を向上
→動物認識時の部位に動物の瞳認識
→自動認識対象に自動車、バイク認識
・ホールド性が良い
・写真/動画性能の両方が良い
・動画撮影の自撮りにバリアングル液晶がおすすめ
・シャッター音、フィーリングが良い
・ピーク表示機能でピント表示がされるのでマニュアルフォーカスがしやすい
・EFマウントアダプタを使っていろんなレンズで遊べる。
・Lマウントのシグマレンズが使える
・リアルタイムLUTなどで色味が良い
・位相差AFで従来のコントラストAFに対してAFが良くなった
・デュアルネイティブISOで暗所性能が向上
・ペンタ部に放熱ファンとヒートシンクを内蔵しており、動画長時間録画での熱停止がしにくい
【LUMIX S5IIを使ってきて気になったところ】
・電源立ち上げ等の動きが遅い
・全体的に動きがもっさりしている
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