OM SYSYTEM OM-1 MarkⅡが発表されてOM-1と徹底比較解説!
2024年1月30日にOM SYSYTEM OM-1Ⅱの新製品が発表されました。
今回は、初代OM-1と比較をして、OM-1 MarkⅡの製品について紹介します。
【この記事でわかること】
・マイクロフォーサーズのカメラとは
・初代OM-1のカメラとは
・OM-1 MarkⅡのカメラとは
・初代OM-1とOM-1 MarkⅡとの機能差について
・初代OM-1をおすすめな人
・OM-1 MarkⅡをおすすめな人
マイクロフォーサーズカメラとは
マイクロフォーサーズカメラとは、センサーサイズがマイクロフォーサーズセンサーを使用しているカメラになります。
マイクロフォーサーズカメラを出しているメーカは、OMデジタルソリューションズとパナソニックになります。
OMデジタルソリューションズは、「OM SYSTEM」
パナソニックは、「LUMIX」
2社は上記のシリーズ製品のカメラを発売しています。
マイクロフォーサーズカメラのメリット
カメラとレンズのシステムが小型軽量
マイクロフォーサーズカメラのメリットは、センサーサイズが小さいことによるカメラとレンズのシステムが小型軽量になることです。
OM SYSYTEMのOM-1のボディが599g、バッテリー+メモリカード込みで617g
キットレンズの12-40mmF2.8PROⅡ(35mm換算:24-80mmF2.8)のレンズが439g
ボディ+レンズ=617g+439g=1056g
標準ズームのF2.8のレンズとの合計が1kg少しとシステム全体として軽量。
フルサイズセンサーカメラと24-70mmF2.8のレンズでのシステム全体としては、下記の通りです。
他社では、最軽量でも1353gになります。
標準レンズのF2.8通しの価格もマイクロフォーサーズの12-40mmF2.8PROⅡの価格の2倍以上は高価になります。
メーカ | ボディ | レンズ | 合計 |
ソニー | α7Ⅳ (658g) | 12-70mmF2.8 (695g) | 1353g |
ニコン | Z6Ⅱ (705g) | 12-70mmF2.8 (805g) | 1510g |
キヤノン | R6MarkⅡ (670g) | 12-70mmF2.8 (900g) | 1570g |
パナソニック | S5M2 (740g) | 12-70mmF2.8 (935g) | 1675g |
OM SYSTEM | OM-1 (617g) | 12-40mmF2.8PRO2 (439g) | 1056g |
超望遠撮影が得意
センサーサイズが小さいことにより、焦点距離が75-300mmF4.8-6.7Ⅱのレンズで35mm換算で焦点距離の2倍換算で150-600mmの超望遠撮影ができます。
レンズ単体の重さが423gと価格.com(2024年1月31日現在)で最安値39,799円です。
手振れ補正が強力
センサーサイズが小さいことにより、ボディ内手振れ補正が強力。
OM-1でボディ内手振れ補正が5軸手振れ補正7段、新型のOM-1Ⅱのボディ内手振れ補正が5軸手振れ補正8.5段と強力。
焦点深度が深い
フルサイズセンサーに比べ、センサーサイズが小さいため、焦点深度が深く風景写真など全体にピントが合っている写真が得意です。
マイクロフォーサーズカメラのデメリット
ぼけがしにくい
フルサイズセンサーに比べ、センサーサイズが小さいため、ポートレート、スナップ撮影においてぼけにくい。
F値のF1.2やF1.4のF値の小さなレンズの使用により、ボケ感を出すことはできます。
暗所性能が弱い
フルサイズセンサーに比べ、センサーサイズが小さいため、光の取り込み量が少ないため、暗所性能が弱い。
OM-1などは、裏面照射積層センサーとコンピューテーショナルフォトグラフィの機能により、画像処理で暗所の星空AFなど改善されています。
初代OM-1のカメラとは
2022年3月に発売された、初代OM-1のカメラとは、OM SYSTEMとして、フラグシップカメラとして発売されたカメラです。
当時のキャッチコピーは、「唯一無二、新しい世界へ」
オリンパス時代に発売されていたフラグシップモデルのOMD E-M1MARKⅢから大幅にセンサーと画像処理エンジンが改善され、初代OM-1が発売されました。
新画像処理エンジン TruePicX
高速演算処理が従来のTruePicⅨ 比 約3倍向上
・解像感の向上
・処理時間の短縮:ハイレゾショット、ライブND
新開発の裏面照射積層型Live MOSセンサー
有効画素数2037万画素の裏面照射積層型Live MOSセンサーとTrue PicⅩとの組み合わせにより、解像感と低ノイズ、諧調表現を実現。高画質を実現。
高性能5軸手振れ補正が最大8段
ボディ内手振れ補正+レンズ手振れ補正との組み合わせで最大8段の手振れ補正。
新しく、手持ち撮影アシスト機能を搭載、手振れ改善をアシストする表示機能の追加。
高機能満載
ハイレゾショット
・三脚ハイレゾショット:8000万画素相当
・手持ちハイレゾショット:5000万画素相当
手持ちハイレゾショットが動画録画ボタンにドラフトで割り当てていて、スチル撮影時に手振れ補正が強力なこともあり、容易に手持ちハイレゾショットを撮ることができます。
手持ちハイレゾショットの処理時間が5秒とE-M1MarkⅢ比で処理時間の改善。
天体撮影サポート機能
天体撮影サポートする便利機能が充実。
・ナイトビューモード:ライブビュー撮影中に背面モニターを明るくして見やすくするLVブーストが「ナイトビューモード」となってパワーアップしました。
EVF、背面モニターで確認しやすくなりました。
・星空AF:星空のピント合わせ機能
撮影状況に合わせ、速度優先、精度優先のモードを選択できます。
深度合成
ピント位置を変えて複数枚撮影し1枚に合成することで被写界深度の深い写真の生成。
ライブND
NDフィルターの効果をND2~ND64までスローシャッター効果を適用。
高速・高精度AF
1053点オールクロス像面位相差クアッドピクセルAF
・AFエリアは、7種類から選択が可能
7種類のAFエリア:Single、Small、Cross、Middle、Large、All、Custom
・AF低照度限界: -8EV
進化したAI被写体認識AF
・ディープラーニング技術を活用したAI被写体認識AF
AI被写体認識AF:車、バイク、飛行機・ヘリコプター、鉄道、鳥、動物(犬・猫)
プロキャプチャーモード
決定的瞬間をとらえる機能、プロキャプチャーモードを搭載。
シャッター全押しの瞬間から遡って最大70コマまで記録。
鳥の飛び立つ時などの撮影に便利!
進化した顔優先、瞳優先AF
顔優先、瞳優先AFの精度と追従性が大幅に向上
【従来、使用していたOMD E-M1MARKⅡと比較して感じたこと!】
・EVFが大幅に見やすくなった
・背面モニターが見やすくなった
・メニュー画面が見やすくなり、わかりやすく、操作しやすくなった
・ボタン設定が分かりやすく、設定しやすくなった
・暗所性能が大幅に向上した
・出てくる画像が大幅に向上
・できる機能が多くなり、やりやすくなった
AI被写体認識AF、ライブND、星空AF、手持ちハイレゾショット
・EVF画像が見やすくなり撮ってて楽しいカメラ
OM-1 MarkⅡのカメラとは
2024年1月30日に発表された、OM-1 MarkⅡのカメラとは、OM SYSTEMとして、フラグシップカメラとして発売されたOM-1の2代目のカメラです。
発売は、2024年2月23日予定です。
キャッチコピーは、「唯一無二、その一瞬は想像を超える。」
OM SYSTEMの初代フラグシップモデルのOM-1から細かな機能がアップされました。
センサーと画像処理エンジンは継承され、カメラボディの表記が「OLYMPUS」から
「OM SYSTEM」に変更されました。
新画像処理エンジン TruePicX
高速演算処理が従来のTruePicⅨ 比 約3倍向上
・解像感の向上
・処理時間の短縮:ハイレゾショット、ライブND
新開発の裏面照射積層型Live MOSセンサー
有効画素数2037万画素の裏面照射積層型Live MOSセンサーとTrue PicⅩとの組み合わせにより、解像感と低ノイズ、諧調表現を実現。高画質を実現。
高性能5軸手振れ補正が最大8.5段
ボディ内手振れ補正で最大8.5段の手振れ補正。
新しく、手持ち撮影アシスト機能を搭載、手振れ改善をアシストする表示機能の追加。
高機能満載
ハイレゾショット
・三脚ハイレゾショット:8000万画素相当
・手持ちハイレゾショット:5000万画素相当
手持ちハイレゾショットが動画録画ボタンにドラフトで割り当てていて、スチル撮影時に手振れ補正が強力なこともあり、容易に手持ちハイレゾショットを撮ることができます。
手持ちハイレゾショットの処理時間が5秒とE-M1MarkⅢ比で処理時間の改善。
天体撮影サポート機能
天体撮影サポートする便利機能が充実。
・ナイトビューモード:ライブビュー撮影中に背面モニターを明るくして見やすくするLVブーストが「ナイトビューモード」となってパワーアップしました。
EVF、背面モニターで確認しやすくなりました。
・星空AF:星空のピント合わせ機能
撮影状況に合わせ、速度優先、精度優先のモードを選択できます。
深度合成
ピント位置を変えて複数枚撮影し1枚に合成することで被写界深度の深い写真の生成。
ライブND
NDフィルターの効果をND2~ND128までスローシャッター効果を適用。
ライブGND
グラデーションNDを搭載、ハーフNDとしてGND2、4、8を追加
SOFT、MIDIUM、HARDの設定が可能
明暗差のある被写体に対して、白飛び、黒飛び防止に便利
高速・高精度AF
1053点オールクロス像面位相差クアッドピクセルAF
・AFエリアは、7種類から選択が可能
7種類のAFエリア:Single、Small、Cross、Middle、Large、All、Custom
・AF低照度限界: -8EV
進化したAI被写体認識AF
・ディープラーニング技術を活用したAI被写体認識AF
AI被写体認識AF:車、バイク、飛行機・ヘリコプター、鉄道、鳥、動物(犬・猫)、人
人のAI被写体認識AFが新たに追加
AF精度がOM-1に比べ向上
プロキャプチャーモード
決定的瞬間をとらえる機能、プロキャプチャーモードを搭載。
シャッター全押しの瞬間から遡って最大70コマまで記録。
鳥の飛び立つ時などの撮影に便利!
バッファメモリ倍増により、一度に撮れる最大枚数が倍増!
進化した顔優先、瞳優先AF
顔優先、瞳優先AFの精度と追従性が大幅に向上
OM-1とOM-1 MarkⅡとの比較
OM-1とOM-1 MarkⅡとの比較を行ってみました。
OM-1 | OM-1 MarkⅡ | |
ボディ価格(2024年1月31日現在、価格.COM最安値) | 209,799円 | 275,220円 |
発売日 | 2022年3月18日 | 2024年2月23日 |
撮像素子・画像処理エンジン | 裏面照射積層型LIVE MOS センサー2037万画素 TruePic Ⅹ | 裏面照射積層型LIVE MOS センサー2037万画素 TruePic Ⅹ |
ファインダー倍率 | 1.65倍 | 1.65倍 |
撮影感度 | 標準:ISO80~25600 | 標準:ISO80~25600 |
液晶モニター | 3インチ162万ドット | 3インチ162万ドット |
連写撮影 | 連写:約10コマ/秒 | 連写:約10コマ/秒 |
撮影枚数 | 520枚 | 500枚 |
シャッタースピード | メカニカル:1/8000~60秒 | メカニカル:1/8000~60秒 |
5軸手振れ補正 | ボディ内手振れ補正 最大7段 | ボディ内手振れ補正 最大8.5段 |
Raw | 12bit | 12bit/14bit |
ライブND | ND2~ND64 | ND2~ND128 |
星空AF | 〇 | 〇 |
ライブGND | なし | GND2,GND4,GND8 |
AI被写体認識AF | 車、バイク、飛行機・ヘリコプター、鉄道、鳥、動物(犬・猫) | 車、バイク、飛行機・ヘリコプター、鉄道、鳥、動物(犬・猫)、人 |
プロキャプチャー | 70枚 | 99枚 |
120fps時の連続撮影枚数(SH1) | JPEG:約94枚 | JPEG:約210枚 RAW:約213枚 |
ボディ大きさ・重さ | - | OM-1と同じ |
【OM-1とOM-1 MarkⅡと比較をして気になるところ】
・価格差:65,421円(OM-1が安い)
・新機能:ライブGND(ハーフND)、ライブND128、AI被写体認識AFに人を追加、プロキャプチャー時、SH1時の撮影枚数倍増(バッファメモリ倍増)、ハイレゾショット時のRawが14bit追加(OM-1Ⅱの機能アップ)
・外観:ボディロゴが「OLYMPUS」→「OM SYSTEM」、右下にⅡの表記
初代OM-1をおすすめな人
【OM-1とOM-1 MarkⅡの機能差などを比較して、初代OM-1をおすすめな人】
・マイクロフォーサーズの安く高機能なカメラが欲しい人
・ライブGNDの機能がいらない人
・ライブND128までの機能がいらない人
・OM-1とOM-1 MarkⅡの機能と価格差でOM-1の機能で十分な人
OM-1 MarkⅡをおすすめな人
【OM-1とOM-1 MarkⅡの機能差などを比較して、OM-1Ⅱをおすすめな人】
・マイクロフォーサーズの新しい高機能なカメラが欲しい人
・OM-1とOM-1 MarkⅡの機能と価格差でOM-1 MarkⅡの新機能/機能アップが必要な人
・ライブGND、ライブND128
・バッファメモリ増によるプロキャプチャー時の枚数倍増
・AI被写体認識AFの人追加
・AFの精度向上
OM-1 MarkⅡの発売記念キャンペーン
OMデジタルソリューションズは、ミラーレスカメラ「OM SYSTEM OM-1 Mark II」の発売を記念して、「OM-1 Mark II 発売記念キャンペーン」を実施すると発表しました。
キャンペーン対象購入期間は1月30日から4月10日まで。期間中に対象カメラ「OM SYSTEM OM-1 Mark II」(各キットを含む)を購入のうえ、応募を行ったユーザーを対象に、リチウムイオン充電池「BLX-1」(13,750円相当)を1つプレゼント。
加えて、期間中に対象のM.ZUIKO DIGITALレンズを購入のうえ、応募を行ったユーザーを対象に、1製品あたり最大40,000円分をVISAギフトカードにてキャッシュバック。
なお、レンズのみの購入でも応募可能。
応募締め切りはいずれも4月24日(当日消印有効)。
対象製品とプレゼント、VISAギフトカードによるキャッシュバック金額は以下のとおり。このほか、詳しい応募方法や注意事項などは、同キャンペーンページに記載されている。
■(カメラ)カメラバッテリー「BLX-1」プレゼント
・OM-1 Mark II ボディ
・OM-1 Mark II 12-40mm F2.8 PRO II レンズキット
・OM-1 Mark II 12-45mm F4.0 PRO レンズキット
■(レンズ)40,000円分キャッシュバック
・M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
■(レンズ)20,000円分キャッシュバック
・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
・M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
・M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
・M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO
・M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
■(レンズ)15,000円分キャッシュバック
・M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO
・M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO
・M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO
・M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
■(レンズ)10,000円分キャッシュバック
・M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II
・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
・M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO
さいごに
今回は、2024年1月30日に発表されましたOM SYSTEM OM-1Ⅱについて紹介しました。
OM-1については、OMD E-M1MARKⅡからの買い替えでOM-1と12-40mmF2.8PROⅡとのレンズキットを2024年1月に購入しました。
下取り割りなどもあり、レンズキットで23万円で購入し、キャッシュバックキャンペーンで3万円のVISAギフトカードもあり、20万円弱でOM-1のレンズキットを購入できて良かったです。
いろいろと高機能な機能も付いており、ワクワクな撮影体験をしています!
今回のOM-1 MarkⅡとOM-1との機能と価格差において、判断され自分のフィーリングにあったカメラを選ばれワクワクする撮影体験をされることをおすすめします。
20万円台で購入できるマイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラおすすめ3機種徹底比較!
10万円台で購入できるマイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラおすすめ3機種徹底比較!
【レビュー】LUMIX G99を1年間使ってみて良かったところ、気になるところを解説!
【レビュー】OMD OM-1を使ってみて良かったところ、気になるところを徹底解説!