ニコンZ5IIレビュー:Zfから乗り換えて気づいた性能差と魅力
ミラーレス市場が進化を続ける中で、僕は長らく愛用していたニコンZfから最新モデルのZ5IIへ乗り換えました。
長年ミラーレスカメラを使ってきた私が、ZfからZ5IIへ乗り換えた理由。
それは、一言でいうなら「安定した撮影体験」を求めたからだ。
Zfはクラシカルな外観とそこそこのスペックが魅力だった。しかし使っていくうちに、次第に撮影スタイルと性能にギャップを感じ始めた。
スタイルとスペックのバランスに惹かれて購入したZfですが、Z5IIに触れてみたところ、その完成度に驚かされました。
本記事では、Z5IIを実際に使って感じた違いや魅力、そして乗り換えた理由を正直にレビューしていきます。
ニコンZ5II+Z24-70mmF4S

📸なぜZfから乗り換えたのか?
元々は、Z5ユーザーでした。
暗所性能が弱いところと連射性能が4.5枚/秒と少ないところとAF性能が弱いところから、画像処理エンジンがEXPEED7にバージョンアップされ、連射性能、AF性能が改善され、Z5からZfに乗り換えました。
あとは、Zfはクラシカルなデザインに惹かれて購入しました。
写りにも満足していたのですが、使い込んでいくうちに以下の点が気になってきました。
Zfを使っていくうちに気になった点
- バッファの制限:高速連写時の処理が遅く、テンポよく撮影できないことが増えました。
- グリップ感の不足:長時間撮影で手が疲れる場面が多く、実用性に課題を感じました。
- 動画性能の限界:簡単なVlogなら問題ないですが、仕事レベルとなるともう少し信頼性が欲しいと感じました。
- カメラボディサイズ:カメラボディサイズの横幅が思った以上に広く、カメラバックなどに入れたときに2台収容のカメラバックにおいて、収納できないことがありました。
- カメラボディ重量:カメラボディの重量はZ5IIとはあまり差がなかったのですが、グリップ感が不足のため後付けグリップをつけると約100gの増量に重く感じました。
- フォーカスセレクト操作:Zfにはフォーカスセレクトボタンがありません。背面液晶をタッチしてフォーカスセレクトエリアを選択しますが、ファインダーを見ながらだと操作がしにくいです。
- 操作性:操作性能は従来機のZ5より、細かいところの設定も含めてやりにくいところがありました。また、物理ボタンが少ない点も気になりました。
- メモリーカードスロット:ZfはSDカードとマイクロSDカードによるダブルスロット仕様です。位置はバッテリーを収納している底面部のふたを開けてSDカードとマイクロSDを収納します。三脚設置時のSDカードの抜き差しがやりにくいところとマイクロSDはバッテリーを外さないと抜き差しがやりにくいところがあります。
- ユーザー設定ダイヤル:Zfにはユーザー設定ダイヤルがありません。
そんなとき登場したZ5IIの外観状態およびスペックを見て、一気に気持ちが傾きました。
ただし、一度はZfの大幅アップデートにより機能が同等になり、Z5IIの乗り換えは、一旦保留としました。
Z5IIボディの中古美品がマップカメラなどで品数が出てきたことと、Zf+Z40mmF2のレンズキットの下取りが製品限定で18%アップしたことにより、Z5IIボディの中古美品との差額が5000円以下となり、Z5IIボディの中古美品に乗り換えました。
🔧Z5IIの進化ポイント
Z5IIの魅力は、単なる「Z5の後継」ではなく、細部まで配慮された完成度の高さです。
Z5IIの進化ポイント
- 高速連写とバッファ強化:スポーツや動物など、動きのある被写体もストレスなく撮影可能。
- グリップデザインの改良:手にしっかり馴染み、長時間の撮影でも快適。
- Dual SDカードスロット:安心感が格段にアップ。プロユースにも対応できる安心設計。
- 動画性能の底上げ:4K/60p対応で、色再現やAF精度が大幅に向上。動画撮影も本格的に使えます。
- AFの賢さ:瞳AF・動体追従が自然で、失敗ショットが大幅に減少。
- AFの新機能:AF-AによりAF-S、AF-Cを自動設定。
- ファインダー:従来のZ5やZfに比べるとファインダー内が明るく視認性が良くなっています。
- 操作性:Zfに比べZ5よりさらに物理ボタンも増設され操作性が改善されました。
- 暗所性能:Z5に比べ大幅に暗所性能が改善されています。また、Zfよりもさらに暗所性能が改善されたように感じました。
📷実際に現場での使用感
屋外撮影の現場でZ5IIを持ち出したところ、風景から人物まで、何を撮っても「撮れてしまう」安心感があった。
逆光にも強く、EVF表示も滑らか。Zfに比べて一段上の信頼性を感じる。
🎯乗り換えるべきか?
Zfに不満がないなら乗り換える必要はない。
ただ、撮影効率や信頼性を重視するなら、Z5IIは非常に心強い選択肢だ。
趣味から一歩進んだ“作品づくり”を目指す人には、まさにピッタリの相棒である。
🎨実際に撮影してみた印象
初めてZ5IIで風景とポートレートを撮影したとき、Zfとの違いをはっきり実感しました。
- 色乗りが深く、ナチュラル:Zfが少しクラシカルなトーンだったのに対し、Z5IIはニュートラルながら存在感がある。
- AF精度が格段に高い:特に動く人物やペットに強く、ミスショットが激減。
- RAWの柔軟性:後処理にも耐える情報量で、編集の幅が広がりました。
- ファインダーが見やすい:従来のZ5やZfのファインダーと比べると明るくて見やすい
💡ZfとZ5IIどちらが向いている?
Zfはスタイル重視の方、趣味でゆっくり撮影したい人にとって最高の選択肢です。
一方で、Z5IIはより高い実用性と安定性を求めるユーザーにぴったり。
とくに以下のような方にはZ5IIを強くおすすめします:
- 撮影テンポが速いシーンが多い
- 長時間の撮影を頻繁に行う
- 写真と動画の両方を活用したい
- プロユースにも対応できる性能が欲しい
👟カジュアル派にもおすすめしたい
Zfのような“映える”カメラは魅力的だけど、撮影そのものを快適にしたい人にはZ5IIが断然おすすめ。
散歩でも旅行でも、ストレスなく「撮る」を楽しめる。
まさに、日常に溶け込む“撮影パートナー”だ。
🔄初心者にこそ優しい操作性
Z5IIはプロ機に近い性能だけど、操作系は非常にシンプル。
– メニュー構成が分かりやすい
– カスタムボタンが便利で、自分のスタイルに合わせて調整可能
– チュートリアルやガイド機能も充実
Zfよりも「使いやすい」と感じる瞬間が多く、結果的に撮影がうまくなったと感じるように。
まとめ|Z5IIは「心強い相棒」
乗り換えた結果として「ZfからZ5IIに替えてよかった」と感じています。
Zfの魅力ももちろんありますが、撮影の精度や効率性、そして安心感はZ5IIが一枚上手。
これから長く付き合えるカメラだと感じています。
Zfからの乗り換えを検討している方は、一度Z5IIを触ってみることを強くおすすめします。
スペック表だけではわからない「使い心地」がそこにはあります。
Z5IIボディ
Z5IIボディ+Z24-120mmF4S
Z5IIボディ+Z24-200mm高倍率レンズキット
Zfボディ
*キャッシュバックキャンペーン実施中
キャンペーン対象購入期間は6月27日から8月25日。期間中に対象製品を購入のうえ、応募を完了させたユーザーに対して、最大70,000円のキャッシュバックを実施する。応募締切は9月26日まで(当日消印有効)。
Zfボディ:30,000円キャッシュバック
Zfボディ+Z40mmF2レンズキット
*キャッシュバックキャンペーン実施中
キャンペーン対象購入期間は6月27日から8月25日。期間中に対象製品を購入のうえ、応募を完了させたユーザーに対して、最大70,000円のキャッシュバックを実施する。応募締切は9月26日まで(当日消印有効)。
Zfボディ+Z40mmF2レンズキット:35,000円キャッシュバック
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