ソニーα7CIIからα7Vへ乗り換えた理由|AF・バッファ・EVFが別次元で「33MPでも買い替える価値」
はじめに:複数マウント運用者が“あえて”α7Vを選んだ理由
私は現在、複数のカメラシステムを併用しています。
LUMIX S1RII(47MP)/S9、Nikon Z6III、OM SYSTEM OM-1、そしてソニーのα7CII。
それぞれに役割を持たせ、撮影ジャンルや家族イベント、ブログ用の作例撮影など、状況に応じて最適な1台を選んできました。
そんな中で今回、ソニーの新モデル α7V を導入し、今まで使ってきた α7CII から乗り換える決断をしました。
「画素数は同じ33MPなのに、買い替える意味あるの?」
そう思う方も多いかと思います。
しかし、実際に使ってみると “同じ33MPでも別物” と言えるほど撮影体験が変わりました。
この記事では、私が乗り換えを決めた理由と、実際の使用感を詳しくレビューしていきます。
α7CIIからα7Vへ乗り換えた決定的な理由
■ AF性能が“別次元”に進化
α7CIIのAFも十分に優秀だったが、α7VのAFはさらに一段上のレベルにあります。
• 認識精度が高く、迷いが少ない
• トラッキングの粘りが強い
• 初動が速く、動体にすぐ反応する
• 人物・動物・乗り物など認識対象が増えた
特に動物園や運動会など、動体撮影の機会が多い私にとって、
AFの安定感は撮影の成功率に直結します。
Z6IIIやOM-1のAFも優秀ですが、
被写体認識の種類と精度ではソニーが一歩リードしていると感じます。
■ 部分積層センサーで読み出し速度が向上
α7Vは完全な積層型ではないが、部分積層センサーを採用しており、
α7CIIよりも読み出し速度が大幅に向上している。
• 電子シャッターの歪みが少ない
• ローリングシャッター耐性が向上
• 連写時のブラックアウトが減りテンポが良い
特に電子シャッターの歪み耐性は、
S9やOM-1の“完全電子シャッター機”と比べても遜色ないレベルに近づいている。
■ CFexpress Type A対応でバッファ詰まりが解消
α7CIIはSDカードのみで、連写後のバッファ詰まりが気になる場面があった。
RAW連写を多用する私にとって、これは撮影テンポに直結する問題だった。
α7Vは CFexpress Type A に対応し、
バッファクリアが圧倒的に速い。
• 連写後すぐに次の撮影に移れる
• 書き込み待ちのストレスがほぼゼロ
• 動体撮影のテンポが大幅に改善
Z6IIIやS1RIIのCFexpress Type Bほどではないが、
SDオンリーのα7CIIからの進化幅は非常に大きい。
■ EVFの大幅強化で撮影体験が向上
α7CIIのEVFは「必要最低限」という印象だったが、
α7Vは 視野率・倍率・解像度すべてが向上し、
見やすさが段違い。
• ピントの山が掴みやすい
• 動体追従が見やすい
• 長時間の撮影でも疲れにくい
S1RIIの大型EVFには及ばないものの、
α7CIIからの乗り換えとしては“劇的な改善”と言える。
■ 操作性の改善(前ダイヤル・グリップ・カスタム性)
α7CIIはコンパクトさを優先した設計で、操作性はやや簡略化されていた。
α7Vでは
• 前ダイヤル追加
• カスタムボタン増加
• グリップ形状改善
など、操作性が大きく向上している。
複数マウントを使う私にとって、
操作性の統一感は撮影効率に直結する。
実際に使って感じたα7Vの強み
■ 33MPのままでも画質が向上
画素数はα7CIIと同じ33MPだが、
実際の画質は明らかに良くなっている。
• ダイナミックレンジの改善
• 高感度ノイズの低減
• 色再現の自然さ
• JPEG/HEIFの仕上がりが綺麗
特に肌色の再現は、S1RIIやZ6IIIと比べても遜色ないレベルに感じた。
■ 動体撮影の成功率が大幅アップ
動物園での動物撮影、子どもの走る姿、イベントのステージ撮影など、
動体撮影の成功率が明らかに上がった。
• 目AFの食いつきが強い
• トラッキングが外れにくい
• 電子シャッターでも歪みが少ない
Z6IIIのAFも非常に優秀だが、
被写体認識の種類と精度ではソニーが一歩上。
■ ブログ撮影との相性が抜群に良い
私はブログ運営をしており、
レビュー記事や比較記事のために大量の写真を撮る。
α7Vは
• AFが速い
• 色が安定している
• バッファ詰まりがない
• EVFが見やすい
という点で、撮影効率が非常に高い。
特に、商品撮影や作例撮影のテンポが良いため、
ブログ運営との相性が抜群だ。
α7V(ボディ単体)
所有カメラとの比較レビュー
■ S1RII(47MP)との住み分け
S1RIIは高画質・高解像の“作品撮り用”。
一方、α7Vは
• 動体
• 家族イベント
• ブログ撮影
• 軽快なスナップ
といった“万能型”。
画質のS1RII、機動力のα7Vという住み分けができている。
■ S9との比較
S9は完全電子シャッターの快適さが魅力だが、
AFの追従性や被写体認識はα7Vの方が上。
• 動体 → α7V
• スナップ/軽量装備 → S9
という使い分けが自然にできる。
■ Z6IIIとの比較
Z6IIIはAF・EVF・操作性が非常に優秀で、
“万能型フルサイズ”として完成度が高い。
しかし、
被写体認識の種類と精度はソニーが一歩上。
特に動物・人物の認識はα7Vの方が安定している。
■ OM-1との比較
OM-1は望遠域の軽さと高速連写が魅力。
一方、α7Vはフルサイズの画質とAF精度が強み。
• 超望遠 → OM-1
• 画質とAF → α7V
という補完関係になっている。
α7Vに乗り換えて良かった点まとめ
| 項目 | α7CII → α7Vで改善した点 |
| AF性能 | 認識精度・追従性が大幅向上 |
| センサー | 部分積層で読み出し高速化 |
| バッファ | CFexpress対応で詰まり激減 |
| EVF | 見やすさが劇的に改善 |
| 操作性 | 前ダイヤル追加で快適 |
| 電子シャッター | 歪みが少なく実用的 |
| 色・画質 | 33MPでも明らかに向上 |
α7V(ボディ単体)
α7Vに乗り換えて気になった点まとめ
α7Vに乗り換えて気になった点としては、以下の通りです。
| 項目 | α7CII → α7Vで気になった点 |
| 大きさ・重さ | 小型軽量からは、大きく・重くなった |
| サードパーティレンズ | VILTROXなどのレンズに対して、ファームウェアのアップデートが必要 |
| Raw現像 | 現像ソフトなどが新製品のこともあり、 対応していない現像ソフトもみられる |
小型軽量が良く、α7Vまでの性能が必要ではなく、コスパ重視の人は、α7CIIがおすすめです。
α7CII(ボディ単体)
α7CIIレンズキット
α7Vの作例
α7V+TAMRON 25-200mmF2.8-5.6
25mm
90mm
150mm
200mm
25mm
α7V+TAMRON 25-200mmの組み合わせは、レンズ1本でいろいろ撮りたい時には、持ち出しレンズとしておすすめです。
AFも純正レンズではないですが、高速です。
また、25mmでF2.8、200mmでもF5.6と高倍率ズームレンズとしては、明るめで使い勝手が良いです。
α7V(ボディ単体)
TAMRON25-200mmF2.8-5.6
結論:α7CIIユーザーは“乗り換えの価値あり”
もしあなたがα7CIIを使っていて、
• 動体撮影の成功率を上げたい
• バッファ詰まりを解消したい
• EVFを強化したい
• 操作性を改善したい
• 電子シャッターをもっと使いたい
というニーズがあるなら、
**α7Vへの乗り換えは間違いなく“アリ”**だと断言できる。
画素数は同じ33MPでも、
撮影体験はまったく別物。
特にAFとバッファ性能の進化は、
撮影のテンポとストレスに直結する。
複数マウントを併用している私でも、
「ソニーのメイン機はこれでいい」と思える完成度だった。
α7V(ボディ単体)
TAMRON25-200mmF2.8-5.6
【関連記事】
ソニーα7V vs キヤノンEOS R6 Mark III vs ニコンZ6III|最新フルサイズ3強を徹底比較
Sony α7Vは買うべき?所有カメラとの比較・乗り換え戦略を徹底解説



















