【発売前レビュー】Z5IICは買いか?α7C II・S9と比較して分かった強みと弱点
【発売前レビュー】Z5IICは買いか?α7C II・S9と比較して分かった強みと弱点
引用:Nikon公式サイト
はじめに:Z5IICは「Z5IIの後継」ではなく“新カテゴリのEVFレス機”
2026年、Nikonから新しいフルサイズミラーレス Z5IIC が登場しました。 公式スペックを確認すると、Z5IIの後継というよりも、
EVFなし・軽快スナップ・RAW動画対応の新カテゴリ機
という位置づけであることが分かります。
つまり、比較すべきライバルは
- Sony α7C II(EVFあり・万能)
- LUMIX S9(EVFなし・軽快) の2機種です。
この記事では、公式スペックをもとに Z5IICの強み・弱点を実写ユーザー視点で徹底比較します。
結論:スナップならZ5IIC、万能ならα7C II、軽快ならS9
● Z5IICが向いている人
- EVFなしで軽快に撮りたい
- Nikonの自然な色味が好き
- RAW動画も試したい
- 暗所AFの強さを重視
- スナップ・街歩き中心
● α7C IIが向いている人
- 家族写真・運動会・旅行など万能に使いたい
- AF性能を最重視
- EVFが必須
- 動画も本気で撮る
● LUMIX S9が向いている人
- とにかく軽さ重視
- JPEGの色味が好き
- スナップ・Vlog中心
- EVFなしでも問題ない
Z5IICのスペック
Z5IICは「静止画のコスパ機」ではなく、 “スナップ・動画・軽快撮影” に振り切った新しいZシリーズです。
以下、公式スペックをもとに詳細を解説します。
● 有効画素数:2450万画素
フルサイズらしい階調の豊かさと、扱いやすい画素数。 高感度耐性も期待でき、夜スナップとの相性が良い。
● 手ブレ補正:5軸ボディ内補正
静止画では十分な補正量。 動画では電子補正込みのS9にやや劣るが、RAW動画対応で差別化。
● 連写性能:最大30コマ/秒(C30)
Z5IIと同様。
- 通常連写:7.8〜10コマ/秒
- 拡張連写:14〜15コマ/秒
- C30:30コマ/秒(電子)
スナップや動きものに強く、EVFなしでもテンポよく撮れる。
● AF性能:暗所AF -10EV対応
ここがZ5IIC最大の強み。
- 夜スナップ
- 室内撮影
- 暗いライブハウス
- イルミネーション撮影
などで強さを発揮する。
α7C IIほどのAI追従はないが、暗所性能は非常に優秀。
● メカシャッター最大1/8000秒
Z5IICの強み。
EVFなしフルサイズカメラでは、メカシャッター搭載で最大1/8000秒は他機種に対してアドバンテージの機能。
● 動画性能:RAW動画対応
- 4K60p
- N-RAW
- H.265 / H.264
- 最大85分録画
Z5IIと同様。 RAW動画対応はこの価格帯では破格。
ただし動画の操作性はα7C IIほどではない。
● EVF:なし
Z5IIC最大の特徴。
- 背面モニターのみ
- 3.2型バリアングル
- 約104万ドット(Z5IIよりスペックダウン)
EVFがないことで、 軽快なスナップ・Vlogに最適化されたカメラになっている。
●重量:620g
S9(486g)より重いが、 Zシリーズらしいホールド感がある。
● 新機能
Z5IIからの新機能
- 被写体認識AFに「魚」を追加、水族館などでの撮影に
- SCNモードダイヤルが追加
■ α7C IIとの比較
α7C IIは「万能小型フルサイズ」の完成形。 Z5IICとは方向性がまったく異なる。
● EVFの有無
- Z5IIC:なし
- α7C II:あり
屋外撮影・家族写真ではEVFがあるa7CIIが圧倒的に有利。
● 液晶モニター解像度
- Z5IIC:104万ドット
- α7C II:104万ドット
2機種同等。
● メカシャッター
- α7C II:あり、最大1/4000秒
- Z5IIC:あり、最大1/8000秒
● AF性能
- α7C II:AIプロセッサ搭載で最強
- Z5IIC:暗所AFは強いが総合力は劣る
動体・運動会はα7C IIが勝ち。
● 動画
- α7C II:本格動画対応(S-Cinetone)
- Z5IIC:RAW動画対応だが操作性は動画機ほどではない
動画はα7C IIが優勢。
● レンズ資産
Sonyは圧倒的。 Nikonは必要十分だが選択肢は少なめ。
LUMIX S9との比較
Z5IICと最も比較されるのはS9。 どちらもEVFなしの軽快スナップ機。
● EVFの有無
- Z5IIC:なし
- S9:なし
同じスタイル。
● 液晶モニター解像度
- Z5IIC:104万ドット
- S9:184万ドット
液晶モニター解像度はS9の方が有利。
● メカシャッター
- Z5IIC:あり、最大1/8000秒
- S9:なし
● 重量
- Z5IIC:620g
- S9:486g
軽さはS9が圧勝。
● 色味
- Z5IIC:自然で階調豊か
- S9:JPEGが映える、LUT機能
編集前提ならZ5IIC、撮って出しならS9。
● 動画
- Z5IIC:RAW動画対応
- S9:Vlog特化
動画の本気度はZ5IICが上。
用途別おすすめ
| 用途 | 最適機種 | 理由 |
|---|---|---|
| スナップ・街歩き | Z5IIC / S9 | 軽快・EVF不要 |
| 家族写真 | α7C II | EVF+AF最強 |
| 旅行 | α7C II | 万能・軽量 |
| Vlog | S9 / Z5IIC | 軽さ=S9、RAW動画=Z5IIC |
| 運動会 | α7C II | AF+連写性能 |
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実運用での結論
私は
- α7C IIを使っていました。
- S9 を実際に使っています。
- Z5II→Z6IIIを使用しています。
その経験から言うと、Z5IICは
「Nikonらしい色味で軽快に撮れるEVFレス・スナップ特化機」
という立ち位置が最も正確です。
- EVFなし → 家族写真・運動会には不向き
- RAW動画 → クリエイター向け
- 暗所AF -10EV → 夜スナップに強い
Z5IICは “スナップ好きのための新しい選択肢” と言えます。
| 項目 | Nikon Z5IIC | Sony α7C II | LUMIX S9 |
|---|---|---|---|
| 有効画素数 | 2450万画素 | 3300万画素 | 2420万画素 |
| 手ブレ補正 | 5軸ボディ内補正 | 5軸ボディ内補正 | 5軸ボディ内補正 |
| 連写性能 | 最大30コマ/秒(C30) | 最大10コマ/秒 | 最大30コマ/秒(電子) |
| AF性能 | -10EV対応のハイブリッドAF | AIプロセッサ搭載で最強 | 静止画は十分、動画AFは弱め |
| 動画性能 | 4K60p | 4K60p | 4K60p |
| EVF | なし | あり(236万ドット) | なし |
| 液晶モニター | 3.2型(インチ) 104万ドット |
3型(インチ) 103.68万ドット |
3型(インチ) 184万ドット |
| シャッター スピード |
1/8000~30秒 | 電子:1/8000~30秒 メカニカル:1/4000~30秒 |
電子:1/8000~60秒 |
| 防塵防滴 | 〇 | 〇 | - |
| サイズ | 134×80.5×72 mm | 124x71.1x63.4 mm | 126×73.9x46.7 mm |
| 重量 | 620g | 約514g | 約486g |
| おすすめ機能 | 魚AF、SCNモード、AF-Aモード搭載 | AI-AF、クリエイティブルック | LUT、ハイブリットズーム、クロップズーム |
| 向いている 用途 |
スナップ・街歩き・RAW動画 | 家族写真・旅行・動画・万能 | スナップ・Vlog・軽快撮影 |
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Z5IICの気になるところ
私個人として、気になるところとしては以下の通りです。
● EVFがない
基本性能は、Z5IIを継承しているが、Nikonとしては、視認性が良い、ファインダーがあれば、スナップ用カメラとして、SONY a7CIIの対抗馬として、おすすめカメラに。
- 強い日差しの屋外で背面モニターが見づらい
- 家族写真・運動会など「確実に撮りたい場面」に不向き
- 構図の安定性が低い
→ EVF必須派には絶対に向かない。
● 液晶モニター解像度
液晶モニター解像度は、Z5IIの210万ドットから104万ドットと解像度ダウン。a7Ciiと同等、S9の方が184万ドットと優位。
● 重量が620gと“軽快スナップ機としては重い”
基本性能は、Z5IIを継承しているが、デザイン面においてもグリップと堅牢性についても継承しており、カジュアルなコンセプトカメラとしては、比較2機種とからは、デカ重。
グリップについては、カジュアルで女性受けするデザインとしては、もう少し薄くても良かったかもしれない。
Z5IIから削除されたデザインとして、ジョグシャトルが削除された。
- S9(486g)よりも重い
- α7C II(514g)よりも重い
- EVFなしなのに軽さで勝てないのは弱点
→ 軽さ重視ならS9が圧勝。
● 価格
基本性能は、Z5IIを継承しているが、削除されたところやランクダウンされたところもあり、NikonサイトではZ5IIとの価格差が約2万円、Z5IIのキャッシュバックキャンペーンを入れるとほぼ同価格帯になるため、価格帯を差別化するためにもさらに安い価格設定であればZ5IIと差別化され良かったと思う。早期にZ5IICのキャッシュバックキャンペーンもしくは、価格改定によるZ5IIとの差別化があれば。
● AFはα7C IIほど強くない
- 暗所AFは強いが、動体追従はSonyが上
- 運動会・子どもの走り回る撮影はα7C IIが有利
● レンズ資産はSonyに比べると少ない
- Zマウントは単焦点が優秀だが、 ズームの選択肢はまだ少なめ
● EVFなし+620gという“中途半端さ”を感じる人もいる
- EVFなしならもっと軽くしてほしい
- EVFありなら620gでも納得できる → この点はユーザーの評価が分かれる。
Z5IICの良かったところ
Z5IICの良さを一言でまとめると、
軽快に持ち歩けて、夜にも強く、RAW動画まで撮れるスナップ特化機。
ということ。
- 暗所AF -10EV
- 30コマ連写
- メカシャッター最大1/8000秒
- RAW動画
- Nikonの色味
- バリアングル液晶
- 単焦点との相性抜群
この組み合わせは 他社にない唯一の立ち位置です
● 暗所AF -10EVが本当に強い(夜スナップ最強クラス)
Z5IICの最大の良さはこれ。
- 夜の街
- イルミネーション
- 室内の薄暗い場所
- ライブハウス こういう「暗い環境」でのAFがとても安定している。
夜スナップをする人には、α7C IIよりも使いやすい場面がある。
● 30コマ/秒の高速連写で“決定的瞬間”を逃さない
Z5IIから大幅進化したポイント。
- スナップの一瞬
- 子どもの表情
- 街の動き
- 動きものの一瞬
こういう「瞬間を切り取る撮影」に強い。
スナップ機としてはトップクラスの連写性能。
● メカシャッター最大1/8000秒と明るい環境での撮影に
Z5IICの強み。
EVFなしフルサイズカメラでは、メカシャッター搭載で最大1/8000秒は他機種に対してアドバンテージの機能。
● RAW動画(N-RAW)対応で動画の本気度が高い
この価格帯でRAW動画対応は破格。
- カラーグレーディング
- 映画風の映像
- 高ダイナミックレンジ撮影
VlogはS9が軽くて強いけど、 本気動画はZ5IICの方が上。
● Nikonらしい自然な色味(肌色が綺麗)
Zシリーズの強みである「自然で階調豊かな色」が健在。
- 肌色が綺麗
- RAW耐性が高い
- Lightroomで編集しやすい
家族写真の肌色はSonyより好まれる傾向がある。
● バリアングル液晶で自撮り・Vlogがしやすい
EVFがない分、背面モニターが主役。
- 自撮り
- Vlog
- ローアングル
- ハイアングル
- テーブルフォト
こういう撮影が快適。
● Zマウントの単焦点レンズが優秀
Zマウントは単焦点が強い。
- 26mm f/2.8
- 28mm f/2.8
- 40mm f/2
- 35mm f/1.8
- 50mm f/1.8
軽くて写りが良いレンズが多いので、 スナップ機としての完成度が高い。
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● 静止画と動画のバランスが良い「万能スナップ機」
Z5IICは、
- スナップ
- 街歩き
- 旅行
- Vlog
- 夜スナップ
- 家族の自然な写真
こういう「日常を軽快に撮るカメラ」として最適。
● EVFなしのミニマルデザインが“持ち歩きたくなる”
これは意外と大きい。
- 見た目がシンプル
- カメラっぽさが薄く、街で構えやすい
- スナップに集中できる
“撮り歩きたくなるデザイン”はスナップ機として重要。
✔ Z5IICを買うべき人
● スナップ・街歩きが中心の人
- EVFなしで軽快に撮れる
- 暗所AFが強い
- 30コマ連写で一瞬を切り取れる
● Nikonの自然な色味が好きな人
- 肌色が綺麗
- RAW耐性が高い
- Lightroomで編集しやすい
● RAW動画を試したい人
- N-RAW対応はこの価格帯では破格
- 映像制作の入門機として優秀
● 単焦点レンズで撮り歩きたい人
- Zマウントの単焦点は軽くて写りが良い
- 26mm / 28mm / 40mm との相性が抜群
●EVFを使わない人
- 背面モニターだけで撮るスタイルなら最適
✖ Z5IICを買わない方がいい人
● EVFが必須の人
→ 絶対に向かない。 家族写真・運動会・旅行ではEVFがある方が圧倒的に撮りやすい。
● 軽さを最優先する人
→ S9(486g)が圧勝。
● AF最重視の人
→ α7C IIが最適。
● 動画を本気で撮りたい人
→ α7C IIの方が操作性・AF・色が安定。
● ズームレンズ中心の人
→ Sonyの方が選択肢が豊富。
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Z5IICを実際に触ってきた感想
カメラ量販店で Nikon Z5IIC(展示品:シルバー) を触ってきました。 まず、シルバーのカラーリングが想像以上に良く、クラシック感がありながらも現代的な雰囲気でとても魅力的でした。
実際に手に取ってみると、質感が思った以上に高く、軽快に感じられたのが印象的です。 EVFがない分、前面のデザインがすっきりしていて、街歩きのスナップで気軽に構えられるカメラだと感じました。
操作性については、普段Z5IIを使っている身としても違和感がなく、 Z5IIとほぼ同じ感覚で扱えるため、Zシリーズユーザーならすぐに馴染めると思います。
液晶モニターはZ5IIより解像度が下がっていますが、店内で確認した限りでは 視認性は十分で、ピント確認やメニュー操作に困ることはありませんでした。 屋外の強い日差しではどうか、実際に撮影して試したくなるポイントです。
ただ、個人的にはやはり 「ファインダーがあればさらに良かった」 という気持ちも残りました。 背面モニターだけで撮るスタイルは軽快ですが、 家族写真や運動会など「確実に撮りたい場面」ではEVFがある方が安心です。
とはいえ、 軽快さ・質感・操作性の良さは予想以上で、スナップ用途ならかなり魅力的な一台 だと感じました。
【まとめ】Z5IICは「軽快に日常を切り取るための新しい最適解」
Z5IICは、従来のZシリーズとは少し違う方向性を持ったカメラです。 EVFをあえて省き、軽快さと自由度を優先したことで、 「日常をもっと気軽に、もっと自然に撮りたい人」 にぴったりの一台になりました。
暗所AF -10EVの強さ、30コマ/秒の高速連写、RAW動画対応── スペックだけを見ると“攻めたカメラ”ですが、実際に触れてみるとその本質はとてもシンプルです。
「撮りたいと思った瞬間に、すぐ撮れる」 「街歩きや旅行で、持ち歩くことが負担にならない」 「Nikonらしい自然な色で、日常が少しだけ美しく残る」
そんな“気持ちの良い撮影体験”を与えてくれるのがZ5IICです。
もちろん、EVFがないことや重量の点で向き不向きはあります。 家族写真や運動会ならα7C II、軽さ最優先ならS9が最適でしょう。
それでも── スナップを中心に、日常を軽快に撮り歩きたい人には、Z5IICは間違いなく魅力的な選択肢です。
Z5IICは「軽快に日常を切り取るための新しい最適解」です。 あなたがどんな写真を撮りたいのか── その答えが「街歩き」「旅行」「日常の記録」なら、Z5IICはきっと期待に応えてくれます。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事があなたのカメラ選びの参考になれば嬉しいです。
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